入社後に後悔しないためにも、企業を詳しく知ることが大切です。
雇用形態や職種など、基本的なことを理解した上で、志望する業界の企業について、しっかりと研究しましょう。
日本の企業には、正社員、契約社員などの雇用形態があります。大学生が就職活動をする場合、正社員をめざすのが一般的です。
期間の定めがない雇用契約を結んで働く形態のことです。
定められた雇用期間の契約を条件に働く形態のことです。ただし、その定義は企業によって異なります。
日本の企業は一般的に、「総合職」や「事務職」、「技術職」といった大まかな括りで採用を行います。具体的な職種や仕事内容は入社後に適性を見て決定されることが多くあります。中には、職種別採用や部門別採用を行っている企業もありますので、募集職種や選考方法をよく確認しましょう。
入社後に後悔しないためにも、就職活動ではしっかりと企業を研究することが大切です。社名やイメージだけにとらわれず、企業の情報をたくさん集めて、客観的に比較・分析しましょう。同じ業界でも、取り扱っている商品・サービスが異なっていたり、働く環境が違う場合もあります。また、あまり知られていない企業や規模が小さい企業でも、業界で高いシェアを獲得していたり、経営が安定している企業はたくさんあります。
以下の「企業研究のチェックポイント」を参考に、しっかりと研究しましょう。また、調べても分からないことは、会社説明会などで企業に直接聞いてみるのもよいでしょう。
その企業が主にどのような事業を行っているかが分かります。
その企業で働いている人数が分かります。
その企業が1年間にどれくらい売り上げているかが分かります。
その企業が歴史のある会社か、新興企業かといったことが分かります。
その会社の考え方や、今後どのような方向に進んでいこうとしているかが分かります。
社内の雰囲気や制度、慣習が分かります。
具体的な仕事の内容が分かります。職種名が同じでも、企業によって役割が異なることもあります。興味のある企業がどのような職種を募集しているのか、どのような仕事内容なのかを確認しましょう。詳しい仕事内容は、企業のホームページや入社案内などに掲載されています。
今年度の採用予定人数や昨年度の実績が分かります。
1日に働く時間や、年間の休日数が分かります。
福利厚生制度が分かります。
選考の手順や選考を行う時期が分かります。
入社したらどれくらいの給料がもらえるのか、数年後はどれくらいになるのかが分かります。
どのような研修が受けられるのかが分かります。