研究テーマそのものが重視されることは少ないと思います。企業側として確認したいのは、なぜそのテーマを選び、どのように取り組んでいるのかという姿勢です。また、人事担当者や面接官が専門知識を持っているとも限りませんので「いかに分かりやすく伝えるか」という点も意識されるといいでしょう。
研究のテーマ自体が問題ではありません。事業内容、業務内容とは関係のないテーマでも構いません。内容をどれだけ理解して、主体的に取組めているか等を確認しています。また、その内容をしっかりと説明できるかも重要なポイントです。
専門性の高い職種であれば、研究テーマを重視する場合もあるかもしれませんが、当社ではゼミの研究テーマそのものよりも、研究に取り組む姿勢や内容についての理解度、その経験から何を得たのかを重要としています。また、研究内容が専門的な場合でも、概要をまとめて分かりやすく説明する力もポイントとなります。
業種・職種によっては研究テーマを重視する企業もあるでしょう。しかし、大学で研究した内容を入社後すぐに発揮できる企業はそう多くありません。選考において多くの企業で重視されるのは、「何をしたか」だけでなく、「プロセス」や「結論にいたるまでの考え方」「経験を通して学んだこと」だと言えるでしょう。