勉強・研究を活かして働く先輩たち/アクセンチュア株式会社

松田 真一郎さん
アクセンチュア株式会社

■IT戦略のプロとして企業の変革をサポート

大学院では、有機合成の研究に取り組み、実験に励む毎日でした。そのまま研究職に進む選択肢もありましたが、私は人と関わることが好きなので、黙々と研究に没頭するより、人と接する仕事のほうが向いていると考えました。就職活動では業種を問わず数多くの企業をまわりました。当社は説明会や面接で会った人たちがとにかく生き生きとしていて、この人たちと一緒に働きたい、と思ったのが、最終的な入社の決め手です。

入社して驚いたのは、風通しのよさ。年齢やキャリアに関係なく、自分の考えを自由に発言できるし、当然結果は求められますが、やる気があれば若手でもチャンスを与えてもらえる。社員にとっては、常に高いモチベーションで仕事ができる理想的な環境ではないでしょうか。

現在の業務は、ビジネスプロセス・コンサルタントとして、クライアントの事業計画やプロジェクトの立案に参加。IT戦略のプロとしてさまざまな提案を行います。コンサルティング会社は、ソフトウエアベンダーのように自社製品を売る目的がある訳ではないので、何のしがらみもなく、ベストな提案をできるのが強みですね。

■恵まれた環境を自分の成長へとつなげる

コンサルティングを依頼してくださるクライアントは、それこそ社運をかけた変革やプロジェクトに挑もうとしている企業ばかりなので、各社ともエース級の社員の方が担当です。そういう有能な人たちと一緒に仕事ができることは、本当に有意義な経験となっています。やはり頼られるからには、全力でその期待に応えたい。提案したプロジェクトが成功に終わり、クライアントから「松田さんにお願いしてよかった」と言われた時は、この仕事を選んでよかったと感じますね。コンサルティング業務は、仮説を立て、それを検証していく作業の繰り返し。そのプロセスは研究の進め方と同じなので、今の仕事とは分野こそ違いますが、大学院での経験がとても役立っています。

私は入社した頃から、自分の市場価値を常に意識して仕事に取り組んできました。会社の中でしか通用しない人間ではプロとして失格。一人のコンサルタントとして評価されるようにならなければ、社会では通用しません。会社の外に出て、今の自分の力を試したい気持ちもありますが、アクセンチュアには、上司から後輩まで優秀な人間がたくさんいるので、一緒に仕事をしていて飽きることがない。ここで学ぶべきことはまだまだありますね。

この恵まれた環境を自分の成長へとつなげ、今後も目の前の仕事にベストを尽くしていきたいと思っています。

アクセンチュア株式会社

■事業内容
経営コンサルティング、テクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業として、クライアントを支援するソリューションを創造。
■設立
1995年12月
■資本金
3億5,000万円
■本社
東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ
■代表者
代表取締役社長 程近智
■売上高
約255億USドル(2011年8月期/アクセンチュア・グローバル)
■従業員数
4,800名以上(2012年9月時点/アクセンチュア・日本)
「グローバルに事業を展開するクライアントが増えたため、語学力を磨くことが今後の課題」と語る松田さん。