エントリーシート(ES)は、用意された設問に回答するもの。これは、面接で行われていることと同じです。本来であれば、応募された全員とお会いしたいところですが、現実には難しいため、ESで志望度や能力を判断する材料としています。弊社でも技術コースでESを採用しています。
履歴書はあなたの分身であり、企業に知ってもらうためのツール。乱暴な筆致や誤字等があれば書きぶり相応の性格人物と思われてしまうかもしれません。また、写真は自分を売り込むための一つ。「この人に会ってみたい」と採用担当者に思わせるような、しっかり撮影したものを準備しましょう。
エントリーシートは企業の決めた制約の中で、自由に自己を表現(アピール)することができます。また、エントリーシートを基に面接を進める企業も多いと思いますので、記入したことを見返せるよう、控えを取ることを忘れずに。一方、履歴書は記入内容(氏名、学歴、・・・)が概ね決まっています。
これらを通して、企業はあなたを判断しますので、誤字・脱字に注意するのはもちろん、丁寧な記入を心がけましょう。
履歴書は、あなたのことを最低限知るための書類であり、エントリーシートは「企業が知りたいと思っているあなた」を表現する書類です。そのため、エントリーシートには、求める人物にあなたが合致するかを判断する設問が含まれています。また、エントリーシートは面接と違って時間をかけて書けるものなので、緊張していて本当の自分を表現できなかった、という事態は起こりません。手を抜かず、しっかり書くことをお勧めします。
履歴書は入社後も保存される大切な書類です。それは入社時の自分を過去の事実に基づいて客観的に証明しているものだからです。一方のエントリーシートは未来のことが書けます。入社後自分がやりたいこと、仕事を通して社会や会社に貢献できること、つまり自分を企業に売り込む提案書です。このことから面接時に使用される機会も多く、質問された場合は、その質問に即した回答をできることが大切です。
一般的に、履歴書は学歴や資格などを記入する「身分証明書」のようなものです。一方、エントリーシートは企業が独自に作成した採用のための「自己PRシート」に近いものだといえるでしょう。そのため、エントリーシートは企業ごとで形式や内容が異なり、あなたの考え方や志望動機、詳しい学業内容などについて問われることが多いです。エントリーシートの方が作成に時間がかかるので、提出期限ギリギリにならないように注意しましょう。