意外な資格がプラス評価されることもあるかも知れません。ただし、面接時に質問されても困らないように、資格取得に至ったプロセスは少なくとも説明できるように準備しておくこと。アピールするつもりで記入したのに、結果的にマイナス評価になれば本末転倒です。
志望業界に関係のない資格でも評価される場合があります。取得という結果も大切ですが「なぜ、その資格を取得しようと考えたのか」「どのような努力をしたのか」など、そのプロセスも大切です。エントリーシートや面接などで「プロセス」をアピールできれば、評価されると思います。
たとえ志望業界に関係のない資格でも、その資格を取得しようと思った経緯や理由がしっかり説明でき、資格取得に向けた努力・取り組みがアピールできるようなものであれば書いた方が良いと思います。
どうしてその資格に興味を持ったのか、なぜ取得したのか、その資格取得にどれくらい努力したのかなど、人事担当者は「あなた自身」に興味があります。履歴書は今までの努力を表す書類ですので、アピールするつもりで記入されてはどうでしょうか。面接の場でしっかり聞かせていただきます。
入社してすぐに役立つ資格というのはごくわずかです。しかし、皆さんが今までに取得された資格というのは決して無駄にはなりません。企業というのは常に新しい市場、新しい技術を求めています。業界に関係ないと思い込んでいても、長い企業生活の中で活躍の場が出てくる可能性もあるでしょう。何より、皆さんが取得された資格は努力の証となります。したがって、資格取得に対する姿勢が評価のものさしの一つとなるのはごく自然なことではないでしょうか。
今お持ちの資格は、あなたの意志で取得したものであり、立派な履歴、自己表現でもあります。企業がその資格を評価するかしないかで、あなたの行動が変わるのでしょうか。たとえ関係ない資格と思っても、企業の採用担当者の目に留まるかもしれません。採用にかえって邪魔な資格と考えるのならあなたの意志で記載しなくて良いと思います。しかし、弊社は差別化した商品を生み出すことができる差別化した個性ある人材を求めています。せっかく取得された資格、全て記載してください。
資格はいくつ持っていても無駄なものではありません。履歴書はあなた自身の姿です。資格が多くあればそれだけ一生懸命頑張ってきたのだと判断が出来ます。評価となると資格の難易度や専門性を見極めます。
たとえ志望業界に関係ない資格だとしても、評価の対象になる場合があるので、記入した方が良いでしょう。特に取得の難しい資格であれば、その内容を伝えることで自己PRの一つとなります。その企業と直接関係のない資格を書く場合は、その資格の内容を説明できるようにしておきましょう。ただし、取得者数や取得難易度によっては高い評価にならない資格もあります。記入する際には「本当にアピールできる資格かどうか」を踏まえて記入しましょう。