エントリーシートとは志望度の高い学生を絞り込み、企業に合う人を探すための選考書類です。
「書類上の面接」と言われるほど、選考において重要な書類ですので、
採用担当者に「実際に会ってみたい」と思わせるような印象に残るエントリーシートを作成しましょう。
エントリーシートは、求める人材にマッチする学生を探し出すために、今や必要不可欠となっている選考ツールです。大学ごとに指定のものが存在する履歴書とは違い、エントリーシートでは同じ基準での選考ができるよう、企業が独自で作成しています。
履歴書に比べ基本的な個人データの記入は少なく、志望動機や自己PRなどを書くスペースが多く設けられています。面接前や説明会参加時に提出を求められるなど、提出するタイミングも企業によりさまざまです。
※その場で記入し、提出することもあります
人気企業になると、締め切り前に多くのエントリーシートが殺到するため、早い段階で届いたものに比べ、時間をかけて読んでもらえない可能性があります。
またエントリーシートの先着順に選考を行う企業もあります。企業によっては締め切り日を何回かに分けていますが、できるだけ第1次締め切り日までに提出するよう心掛けましょう。
面接では、提出したエントリーシートを参考にしながら質問されます。面接前に見直せるように、提出前に必ずコピーをとっておきましょう。Web上でエントリーシートを提出する場合も、何を書いたか忘れないよう、提出前に作成した文章を保存しておくようにしましょう。
完璧に仕上げたと思っていても、他人の目から見ると、気づかなかった視点から指摘を受けることがあります。文法や文字、表現など正しい日本語で書けているかどうかのチェックも兼ねて、日本人の友人やキャリアセンター(就職課)でエントリーシートの確認や添削をしてもらいましょう。
例えば「部員を増やすために色々な企画を立案しました」と書くより、「部員50人増をめざし、○○○という企画を実行しました。○○○とは…」と具体的に書くことが大切です。また、エピソードを選ぶ際は具体的な結果・成果・評価があるものを選びましょう。「地区○位」など、結果に数字を入れて説得力を持たせるのも効果的です。
採用担当者は、多くのエントリーシートに目を通すことになります。ひと工夫加えた表現や目を引くキャッチフレーズを入れるなど、「実際に会って話を聞いてみたい」と思わせることが重要です。
アピールしたいことがたくさんある場合でも、できるだけ1つに絞りましょう。いくつも盛り込んでしまうと、一つひとつの内容が薄くなり、結局あなたがどんな人かが分かりにくくなってしまいます。印象づけるためには、1つのことにポイントを絞って文章を組み立てる方が効果的です。
特別な経験がなくても悩む必要はありません。大切なのは、経験したことについて「なぜそうしたのか?」「どんな風に考えたのか?」「結果、何を学んだのか?」など、経験を通してあなたが感じたことやその経緯です。
エントリーシートが完成したら、一度全体を通して読んでみましょう。全体として内容に矛盾はありませんか?一貫性がないと説得力のないものになってしまうので注意しましょう。
エントリーシートは書類選考だけでなく面接の参考資料としても使用されます。内容について深く掘り下げて質問されることもあります。印象に残るエントリーシートを作成することは重要ですが、自分を売り込むために嘘や過大に表現することは避け、等身大の自分自身を伝えましょう。
あなたの「自己PR」を聞くための設問です。
説得力のある自己PRにするためには、以下のポイントを意識しましょう。
また、下記のような自己PRはNGです。自己PRがこのような内容になっていないかチェックしましょう。
あなたの「志望動機」を聞くための設問です。志望動機を書く際には以下のポイントを意識しましょう。
志望度が低いとどうしてもぼんやりとした内容の志望動機になってしまいがちです。上記の内容がきちんと書けているか、チェックしましょう。