志望動機を考える前に、今の自分と向きあってみよう

インターンシップの時点では、まだ将来何がしたいのかはっきりしていない、という人はたくさんいます。一方で興味がある業界や企業がある、目指したい職業がはっきりしている、という方もいるでしょう。はじめに自己分析をしっかりと行うことで、インターンシップへ期待することが整理され、志望動機が書きやすくなります。

行きたい業界、やりたい職種がはっきりしている場合

その業界や職種に興味を持ったきっかけとなった出来事を思い出してみましょう。どうして興味をもったのか?どこに魅力を感じたのか?将来、どんな仕事をやってみたいのか?など、自分と向き合い丁寧に書き出してみることで、インターンシップへの参加目的がより明確になり、志望動機に説得力が増します。

将来やりたいことがはっきり決まっていない場合

「いろんなインターンシップに参加してやりたいことを見つけたい」「どんな業界なのか知りたい」「自分に向いている仕事なのか試してみたい」など参加すること自体が目的でもかまいません。数あるインターンシップの中からなぜこのインターンシップを選んだのか、「ニュースで業界のことを知り、なんとなく興味を持った」「先輩から仕事内容をきき、面白そうだなと感じた」など、きっかけとなった出来事などを思い出してみることで、インターンシップでやってみたいことがより具体的になります。

志望動機に盛り込むべき内容は?

興味を持ったきっかけ、なぜ参加したいと思ったのか

具体的なエピソードをもとに、わかりやすくまとめましょう。この時、事前に行った振り返り(自己分析)が役に立ちます。企業の概要やインターンシップの内容を調べておき、エピソードの中から特に関わりが深いものを選ぶと良いでしょう。

インターンシップを通じて学びたいこと、やってみたいこと

「業務を体感してみたい」「業界知識を身に付けたい」「プログラミングに挑戦したい」「グループワークを通じて企画力を身につけ、自分を成長させたい」など、インターンシップでやってみたいこと・学びたいことを簡潔に書きましょう。この時、インターンシップの内容と関連しないことを書くのはNGです。

参加への熱意、前向きな姿勢をアピール!

過去に積極的に取り組んだことの具体的なエピソードや、将来の夢や目標と絡めて参加への熱い気持ちを伝えましょう。また企業は「自社の事業への興味関心をもってくれているか」「自分の会社にマッチしそうか」等についても注目していますので、意識して書くといいでしょう。

志望動機の書き方のポイント

@結論から書く

文章構成にも工夫が必要です。最初に結論を書くことを心がけましょう。質問の意図を正確にとらえ、端的に答えることが「わかりやすい志望動機」につながります。「結論→理由→結論」がビジネス文書の基本と覚えておくと、社会に出てからも役立つでしょう。

A下書きを用意する、誤字脱字に気をつける

印象に残る志望動機にするには、内容はもちろん、わかりやすさ・読みやすさが大切です。下書きを用意して何度も読み返してから清書しましょう。誤字脱字やおかしな言い回しはないか等、細部にも気を配りましょう。

B文字数の目安は、規定の8割以上

真剣な思いを伝えるために、記入スペースや指定文字数の8割以上を埋めましょう。

最後に

志望動機は、本気でこの企業のインターンシップに参加したいという気持ちを伝えるものです。それは、好きな人に告白するのと似ています。自分の言葉で、しっかりと気持ちを込めて書くのが大切です。皆さん忙しいとは思いますが、時間をとってじっくりと考えるとよいでしょう。