就活OBOG取材

こんな違う!正社員とフリーターの違い

1.生涯賃金が1億円以上違う

厚生労働省が発表した上のグラフは正社員(標準労働者)とフリーター(パートタイム労働者) の生涯賃金を表しています。20代まではそれほど大きな差はありませんが、30歳を過ぎたあた りから大きく差が開いていきます。年齢とともに賃金が上昇していく正社員に対し、フリーター の賃金はほぼ横ばいになっていることがこのグラフから読み取ることができます。
大学卒業後は、年齢を重ねるごとに結婚や子育てなど私生活にも大きな変化が生まれていきます。 家族を養うための生活費、子供の養育費、塾・進学などの教育費など、生活の変化に伴い必要と なるお金も増えていくことになります。こういった生活の変化に対して、賃金の上昇がある程度 見込める正社員と、ほぼ一定の賃金で働き続けるフリーターではライフプランの立て方にも大き な差が生まれていきます。
大学卒業後に60歳まで働いた場合、正社員の平均生涯賃金が約2億4000万円※1であるのに対し、 フリーターで働いた場合は約8100万円※2と推計されています。その差は約1億5900万円にもの ぼります。生涯賃金にこれだけの差が生まれるということは、つまり人生におけるさまざまな選 択肢にも大きな差が生まれるということです。自分の思い描くライフプランを実現したい人には フリーターよりも正社員での就職を目指すことをオススメします。

※1 労働政策研究・研修機構のユースフル労働統計による大卒・男女推計値の中間値
※2 時給1000円、週40時間労働の場合

2. ローンや住宅入居などの社会的信用に差が出る

いずれはマンションや一戸建てなど、マイホームを購入したいと考えている人も多いと思います。 人生で最も高い買い物と言われるマイホーム購入。購入のために、ほとんどの人が銀行などから 住宅ローンを借りています。この住宅ローンに関しても、正社員とフリーターでは大きな違いが 生まれます。大きな金額を借りる住宅ローンでは、借りる人の経済力や収入の安定性といった社 会的信用を見られることになります。残念ながらフリーターはこの社会的信用度が正社員に比べ て低く評価されてしまいます。そのため住宅ローンを断られてしまうこともあります。また、賃 貸物件であっても入居審査が厳しい場合には、審査に通らず入居できないケースもあります。フ リーターの社会的信用度が、正社員に比べて低くなってしまう理由の一つに、雇用が不安定であ ることが挙げられます。毎月決まった収入が保証されている正社員に対し、フリーターは雇い主 の都合で勤務日数や就業時間が調整されるため、収入が安定しないからです。賃金だけでなく、 社会的信用が問われる場面においても正社員とフリーターでは大きな差が生まれてしまいます。

3. フリーターだと年金だけで生活はできない?

定年退職後にもらえる年金。年金には大きく3つの種類があります。

一般企業の正社員で働いた場合、定年退職後には国民年金に加えて厚生年金が支給されます が、フリーターで働いた場合、基本的には国民年金しか受け取ることができません。国民年 金として1年間に受け取れる金額は月額約65,000円(令和3年4月分からの年金額)です。 この金額では最低限の生活をしていくのも厳しいと言わざるを得ません。支給される年金が 国民年金だけであれば、高齢であっても働かなければ暮らしていくことはできません。若い 頃と違い、体力面から仕事の幅も狭まり、仕事を見つけるのも苦労することになるでしょう。 定年退職後に金銭的なゆとりを持つためには、正社員として働く道を検討しましょう。

4. 仕事のやりがい

アルバイトは長時間働くほど多くの賃金が発生します。つまり、「労働した時間」に対して 賃金が支払われます。その一方で正社員は、「能力(=仕事の成果)」が高いほど多くの賃 金が支払われるのが一般的です。冒頭の生涯賃金の話でも触れた通り、年齢が上がったとし てもフリーターがもらえる賃金はほとんど変わりません。一方で正社員は年齢とともに能力 を向上させていけば、もらえる賃金は増えていきます。時間は有限ですが、能力に限界はあ りません。正社員は能力を向上させ、成果を出しただけより多くの賃金が支払われるので、 それが正社員として働く人の仕事のやりがいにもなります。また、お金の面だけでなく、責 任ある仕事に取り組めたり、より多くの人に影響を与えることができたり、仕事のやりがい をさまざまな観点から得ることができます。