@撮影環境

オンライン面接では、カメラを通して背景が映り込むため、撮影環境が相手に伝わってしまいます。もし散らかった部屋が背景に映り込めば、面接官もあなたの話に集中できなくなり、場合によっては悪印象も与えかねません。まずはオンライン面接に臨む上で最適な撮影環境を整えることからはじめましょう。

カメラに映る背景はスッキリさせる

部屋の様子が背景に写り込んでしまうと、面接官もついついそちらに目がいってしまいます。部屋が映り込まない白などの落ち着いた色の壁が背景になる場所にカメラの位置をセッティングしましょう。(部屋のレイアウト上難しい場合は、私物の映り込みが少ないスッキリした背景になる場所を選びましょう)

顔に影ができないように気をつける

照明の真下では顔に影が多く出てしまい、表情が暗く写ってしまいがちです。表情を明るく見せるためにも、顔に影がでにくい位置にカメラをセッティングしましょう。自然光が入ってくる窓を正面に位置どりすると顔に影が出ず全体的に明るく見えます(パソコンのキーボード付近に白い紙を置くと光が反射してさらに明るくみえるのでおすすめです)。反対に窓を背景にしてしまうと逆光となり顔全体が暗くなるので避けましょう。

デバイスのカメラ角度にも気をつける

デバイスのカメラを見下ろすような角度にしてしまうと、顔に影が入りやすくなります。また、面接官を見下ろすように映ってしまいます。カメラの位置はできるだけ自分の顔を下げたり上げることのない位置で調整するようにしましょう。

実家の場合は家族に声をかけておく

オンライン面接中に家族やペットが部屋に入ってきたり、別室から声をかけられるなどの失敗談もあるようです。家族など同居する人がいる場合は、オンライン面接を実施することを事前に伝えておき、その時間帯は静かにしてもらうなどの協力をお願いしておきましょう。

A通信環境

オンライン面接をスムーズに実施するためには安定した通信環境が必要不可欠です。できれば有線ネットワークにつないだPCで行えれば安心ですが、難しい場合は、Wi-Fiルータの近くなどWi-Fi電波が強い場所で行うことを心がけましょう(フリーWi-Fiは電波が不安定なため避けるのがベターです)。

スマートフォンでオンライン面接に臨む人は通信データ容量にも気をつけましょう。ビデオを用いた通話には、多くの通信データ量が必要です。通信データ使用量に制限がある人は、出来るだけWi-Fiに接続した状態での実施することをおすすめします。

B身だしなみ

対面・オンラインともに気をつけるべき身だしなみのマナーに変わりはありません。ただオンラインの場合、自宅から参加する学生がほとんどであるため、自宅という安心感もあってか、身だしなみの意識が薄くなりがちです。

外出前に身だしなみをチェックするように、オンライン面接でも参加前に必ず鏡の前で身だしなみのチェックを忘れずに行いましょう。

服装(スーツ)

企業から特別な指定がない限り、オンライン面接時の服装はスーツが基本です。画面に映らないからといって上だけスーツスタイルで下はラフな服装というのは厳禁です。何かの拍子に全身が映る可能性があることを忘れずに。あくまで面接を受けているという緊張感を持つためにも必ず上下スーツを着用しましょう。

また、ネクタイがゆがんでいないか、やスーツやシャツの襟が立ってしまっていないか、必ず着替えてから鏡でのチェックを忘れずにおこないましょう。

髪型

ボサボサの髪や傷んだ髪の毛、寝癖がついた髪型では、良い印象を与えることができません。男性はさわやかな印象を与える短めの髪が良いでしょう。ロングヘアの女性は、お辞儀などの際に髪が乱れないよう1つに束ねると好印象を与えます。

オンライン面接では、光の当たり方によって顔に影ができてしまい表情に暗い印象を与えてしまうことがあります。そのため、極力顔まわりに髪がかからないヘアスタイルを心がけるようにしましょう。