オンラインならではの立ち振る舞いを確認しておこう

冒頭でも紹介した通り、対面・オンラインの違いはあっても面接の評価基準に変わりはありません。一方で、受験者にとっては目の前に人に話すか画面に向かって話すかで勝手が大きく違うのも事実。オンライン面接ならではの立ち振る舞いポイントを見ていきましょう。

@目線

対面では面接官の目を向かって話すように、オンライン面接ではデバイスのカメラに向かって話をするようにしましょう。面接官の映像が映るからといって画面ばかり見てしまうと、面接官からはよそ見をしているように映ってしまいます。カメラ=面接官の目というイメージで目線を送るようにしましょう。

A声の大きさ

基本的には普段目の前にいる人と話す声量より少し大きめを意識しましょう。声が小さすぎればマイクがあなたの声を拾えず相手に届きません。万が一、声量が大きすぎても相手が音量を調整できるので心配はありません。

B話のテンポ

オンラインではどちらかの通信環境によって音声にタイムラグが発生する可能性があることを意識しておきましょう。発言中にかぶせて発言しないように、面接官の発言が終わっても、ワンテンポ置いてから発言するようにしましょう。自身が発言する際にも、発言の終わりがわかりやすいようにテンポよく話すことを心がけましょう。

C表情

面接官が画面の中の限られた視覚的要素の中から得られる、学生の表情は印象を左右する大切なポイントになります。面接中は口角を上げ、自然な笑顔で良い印象を与えましょう。面接が終了しても面接官との接続が切れるまで油断は禁物です。

最後に

これまで準備編・実践編でオンライン面接について解説をしてきましたが、いかがだったでしょうか。急速に広まった新しい面接スタイルで、慣れないことに不安を覚える人も多くいると思います。しかし、慣れ親しんだ場所で参加することができる、企業訪問の手間が省けるなど、オンライン面接にもメリットがたくさんあります。

「案ずるより産むが易し」ということわざが表す通り、まずは友人と協力しながらビデオ通話に慣れていくことからはじめてみましょう。うまく取り込むことができれば、従来の面接スタイルよりも、あなたらしさをアピールできる面接スタイルになるかもしれません。